
うちのマンションには、30部屋があるが、
その中に一つ開かずの部屋がある。
どうも、祖父の代で合鍵をなくしたらしい。
その鍵をずっと探していたんだけど、意外なところで見つかった。
うちには、使い終わった鍵も残しておく習慣がある。
もしかしたら、いずれ使うかもしれないから・・・
おそらくそんな機会はこれまで一度もなかったと思うが、
以前に1階の事務所移転に際して、物整理をしていたところ、その鍵の集まりを見つけた。

全部で50個くらいありそう。
おそらくないだろうとは思ったが、いずれは全て試してみる予定だった。
その移転を手伝ってもらうため、当日は、弟が来てくれていた。
手が空いていたので、その鍵開けを頼んだのだ、
弟は宝探しでもするかのように3階へ上がっていた。
5分ほど、すると彼は降りてきた。
そして、ごく当たり前のように「開いたで。」と一言。
弟が10年開かなかった部屋を5分で開けてしまったのだ。
鍵の開錠には、2万ほどかかるので、5000円あげることにした。
中に入ってみると、古い部屋だった。
特にトイレが締め切られていてひどい・・・
まるでホラーゲームだった。

しかし、畳はしっかりしていた。
そして、お風呂も基礎はしっかりしていて、壊れているが、いい給湯器が設置されていた。
ここにも可能性の火がある。
うちのボロマンションは面白い。はっきりと言える。
いろんなところを探ることで、いろんなアイテムが見つかったり、チャンスが眠っていたりする。
まるでバイオハザードのゲームのようだ。
これでまたリフォームできる部屋が確保できた。
次は、どんなアイテムが眠っているのか楽しみだ。